③子ども家庭福祉

●児童福祉に関する専門職(子ども家庭福祉)

1 児童指導員

児童指導員は、児童養護施設や、知的障害児施設、肢体不自由児施設などの入所施設で、児童の生活指導を担当する仕事です。子供たちが豊かな人間に成長することを目指し、施設の行事や活動を通して、社会へ出て行くためのルールやマナーを指導します。子どもと直接関わりをもち、心身の健やかな成長とその自立を支援する職種です。

また、児童相談所や児童が通学する学校との連絡、児童の引き取りをめぐる親との連絡面接など、児童の養育と社会関係の調整などの仕事も行います。

児童発達支援や放課後等デイサービス事業所では、児童発達支援管理責任者の指示のもと、個別支援計画や事業所のカリキュラムに基づいて障害のある子どもの支援を行います。他の事業所や教育機関をはじめとする多職種連携や親子関係を支援する観点から、保護者や祖父母・きょうだいなどへ支援の幅を広げる場面もみられます。

また、児童養護施設では入所する子どもの健全な成長を視野に入れ、生活のさまざまな場面での支援・指導にあたることから、保護者代わりとしての一面を持つのが特徴です。

2 保育士

保育士も児童福祉施設において児童に直接かかわる職員として、児童指導員と並んで支援の中核的役割を果たしています。児童福祉施設と通常の保育園の大きな違いは、施設の運営目的です。

通常の保育園は、保護者の委託を受けて保育を行う施設です。しかし、世の中には、虐待や両親との死別などにより、保護者の委託を受けることが難しく、積極的な支援を要する子どもも存在します。これらの子どもの生活を保障し、居住空間を提供したり、心身の状態や成長段階に応じた支援を行ったりすることが児童福祉施設の目的です。

施設保育士とは、乳児院や児童養護施設といった保育園以外の児童福祉施設で働く保育士のことです。子ども、および保護者の生活と自立を支援するための施設で、0歳~18歳までの子どもたちのお世話を担当します。

子どもたちの生活と自立の支援を行うのが施設保育士のお仕事。具体的には食事や排せつ、入浴などのお世話をする、生活習慣や集団生活を送るうえで必要なルールを教えるのが基本業務です。

3 家庭支援専門相談員

家庭支援専門相談員は、児童養護施設や乳児院などに配置される職員で、ファミリーソーシャルワーカーとも呼ばれます。
児童相談所と連携して、虐待など家庭環境上の理由で施設に入所している子どもの保護者との連絡調整をし、家庭復帰や里親委託などをとりまとめ、子どもが施設を早期退所して、親子関係の再構築を図れるよう支援します。
退所後の子どもの相談対応や、施設職員への指導なども行います。

4 家庭裁判所調査官

家庭裁判所は,夫婦や親族間の争いなどの家庭に関する問題を家事審判や家事調停,人事訴訟などによって解決するほか,非行をした少年について処分を決定します。いずれも法律的な解決を図るだけでなく,事件の背後にある人間関係や環境を考慮した解決が求められます。

 家庭裁判所調査官は,このような観点から,例えば,離婚,親権者の指定・変更等の紛争当事者や事件送致された少年及びその保護者を調査し,紛争の原因や少年が非行に至った動機,生育歴,生活環境等を調査します。

5 保護司

保護司は、地域社会の中でボランティアとして、犯罪を犯した人や非行に走った人たちの立ち直りの援助や、地域住民からの犯罪や非行の予防に関する相談に応じ、必要な助言・指導を行うなど、更生保護行政の重要な役割を担っています。

保護司は、保護司法に基づき、法務大臣から委嘱を受けた非常勤の国家公務員(本質的には民間のボランティア)です。保護観察官(更生保護に関する専門的な知識に基づいて、保護観察の実施などに当たる国家公務員)と協力して、活動しています。

犯罪や非行をした人も、何らかの処分を受けた後は、地域社会で生活を続けます。

6 スクールカウンセラー

スクールカウンセラーとは、学校現場において児童や生徒、その保護者に対して、臨床心理に関する専門知識を生かしながらサポートしていく専門家を言います。様々な心の問題をもつ人たちを、専門的な知識や技法を使って支援する役割を担っています。

近年は教職員に対する心のケアや研修も行ったり、事件や事故が発生した時に被害児童・生徒のサポートを行ったりと、より幅広い業務が求められています。

スクールカウンセラーとして最も中心的な仕事が、児童・生徒や保護者へのカウンセリング対応です。

カウンセリングは児童生徒・保護者からの希望で行われたり、担任教員からの紹介で行われたりとさまざまです。児童生徒の場合、カウンセリング内容は友人関係に関するものが多く、他には担任教員との関係、家庭での悩みなどがあるようです。

また、発達障害があり学校生活で困り感を抱いている子どもへのソーシャルスキルトレーニングや、災害や環境変化などによるストレスに対して心のケアをなど、様々な支援を行います。

7 スクールショーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカーとは、問題を抱える児童・生徒を取り巻く環境へ働きかけたり、関係機関等との連携・調整を行ったりする人を指します。

スクールソーシャルワーカーの大きなねらいは、児童・生徒一人ひとりの生活の質(QOL)の向上と、それを支える学校や地域をつくることです。その達成には、教育現場ならびに家庭環境の安心・安全の向上が欠かせません。

スクールソーシャルワーカーの役割は、大きく直接的支援と間接的支援に分けられます。
直接的支援では、児童・生徒や家庭への訪問、自ら関係機関と児童・生徒の家庭をつなぐといった援助を行います。一方、間接的支援で行うのは学校に対する支援体制づくりや専門的な助言、関係機関等との連携の仲介などです。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。