③子ども家庭福祉

●児童福祉六法(子ども家庭福祉)

児童福祉六法とは、①児童福祉法②児童扶養手当法③特別児童扶養手当等の支給に関する法律④母子および父子ならびに寡婦福祉法⑤母子保健法⑥児童手当法のことをいいます。

1 児童福祉法

児童の健全な育成のための法律。「全ての国民は児童が心身ともに健やかに生まれ、かつ育成されるように努める」「児童は等しくその生活が保障され、愛護されなければならない」とうたっています。

2 児童扶養手当法

ひとり親家庭や両親以外に養育されている児童を守るために制定されています。手当は税金から支給され、国が1/3、自治体が2/1を負担します。
これは、両親と生計を同じにできないお子さんのために手当を支給しています。生活の安定など、福祉の増進が目当てです。

児童扶養手当は、ひとり親家庭の生活の安定と自立を助け、児童の健全育成を図ることを目的とし、18歳に達する日以後最初の3月31日までの児童または、20歳未満で政令で定める程度の障害の状態にある児童を監護している父子・母子家庭の父または母や、父母にかわってその児童を養育している方に支給されます。

〇支給要件

下の①~⑨のいずれかに該当する児童を監護している父、母又は養育者に支給されます。
 ① 父母が婚姻を解消した児童
 ② 父又は母が死亡した児童
 ③ 父又は母が一定程度の障害の状態にある児童
 ④ 父又は母が生死不明の児童
 ⑤ 父又は母から1年以上遺棄されている児童
 ⑥ 父又は母が裁判所からのDV保護命令を受けた児童(平成24年8月から)
 ⑦ 父又は母が1年以上拘禁されている児童
 ⑧ 婚姻によらないで生まれた児童
 ⑨ 遺児などで父母がいるかいないかが明らかでない児童

〇支給されない場合

下のいずれかに該当する場合は、上記の要件に該当していても手当は支給されません。
① 児童が請求者の配偶者(事実上の婚姻関係にある者も含む)に養育されている
② 児童が児童福祉施設などに入所している
③ 児童が里親などに委託されている
④ 手当を受けようとする人、対象となる児童が日本に住んでいない

3 特別児童扶養手当等の支給に関する法律

身体や精神に障害のある児童の養育者に支給され手当に関する事項をまとめた法律です。
この法律は、精神又は身体に障害を有する児童について特別児童扶養手当を支給し、精神又は身体に重度の障害を有する児童に障害児福祉手当を支給するとともに、精神又は身体に著しく重度の障害を有する者に特別障害者手当を支給することにより、これらの者の福祉の増進を図ることを目的としています。

4 母子および父子ならびに寡婦福祉法

母子家庭や父子家庭など一人親、または寡婦(夫と死別しているか離婚後再婚していない女性)の生活の安定のための法律です。福祉資金の貸付や公共施設ないでの優先的処遇、母子福祉センターや母子休養ホームについて定めています。父子家庭が対象になったのは2014年(平成26年)のことです。
1964年制定された母子福祉法は母子家庭の生活の安定と向上に必要な措置を講じ,母子家庭の福祉増進を図ることを目的としていました。1981年に改正され,母子及び寡婦福祉法となりました。福祉資金の貸付、各種相談員の設置、公共的施設内での売店設置の優先的処遇、住宅斡旋、母子福祉センターや母子休養ホームの設置等につき規定しています。

5 母子保健法

乳幼児とその母親の健康維持を目的に、保健指導や健康診断などについて定めた法律です。

この法律は、母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため、母子保健に関する原理を明らかにするとともに、母性並びに乳児及び幼児に対する保健指導、健康診査、医療その他の措置を講じ、もつて国民保健の向上に寄与することを目的としています。

6 児童手当法

児童を養育している保護者に児童手当を支給しています。これによって家庭生活の安定が図られ、児童の健全な育成を支援するための法律です。

この法律は、子ども・子育て支援法 第七条第一項に規定する、子ども・子育て支援の適切な実施を図るため、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、児童を養育している者に児童手当を支給することにより、家庭等における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的としています。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。