◎保育の勉強

●障害児保育の概念と歴史(保育原理)

1 障害者の概念

障碍者とは、障害者基本法第2条(H23.8月改正)によると、「身体障害,知的障害,精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の機能の障害がある者であって,障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいいます。

条文の中の社会的障壁とは・・・
障がいがある人にとっての、日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものをいいます。

年齢や障がいの種類によって,身体障がい者(児),知的障がい者(児),精神障がい者(児)(発達障がい等を含む)に区分されています。手帳(身体障害者手帳 ・療育手帳 ・精神障害者保健福祉手帳など)の交付を受けることにより,各種行政施策の対象となります。

WHOが示した、国際生活機能分類の考え方では、人間の生活機能は、生物に関する次元としての「心身機能・身体構造」や個人の生活に関する次元としての活動、社会に対する次元としての「参加」という3つの次元からなるとしています。そして、「障害」はこの3つの次元の相互作用によって顕在化するとしています。したがって、心身機能の不調がすぐに「障害」となるのではなくて、その人が活動できる社会環境が整えられていないことが原因で、個人の活動や社会参加に支障をきたすときに障害が顕在化するということです。

2 障害児保育とは

小学校に上がる前の、障害のある子どもの保育を「障害児保育」といいます。障害児保育は専門の施設や機関で行われる場合と、保育所や幼稚園などで行われる場合もあります。障害のある幼児の保育、研究機関として、保育所や幼稚園、認定こども園のほかにも、児童発達支援センター、児童発達支援センター、児童発達支援事業所、特別支援学校幼稚部などがあります。

3 障害児保育の歴史

1947年に制定された学校教育法では、盲学校やろう学校に幼稚部が設置されましたが、養護学校での幼稚部では整備がおくれていました。当時は、軽度や中度の知的障害児などは一般の保育所などで保育を受けることがよくありました。

1974年に厚生労働省によって、障害児保育事業が始まり、全国の地方自治体で保育園での障害児保育が施策されはじめました。同時に幼稚園でも私立幼稚園特殊教育費補助事業を開始し、障害児保育の施策が始まりました。

これ以降、さまざまな改正などを経て、2007年に制定された「保育対策等促進事業の実施について」に基づいて行われるようになりました。保育対策等促進事業とは、地域における保育需要に対応するために複数の省庁が合同で少子化対策に取り組む姿勢を示したものです。これは、エンゼルプラン(1994年文部・厚生・労働・建設4大臣合意)および新エンゼルプラン(1999年大蔵・ 文部・厚生・労働・建設・自治6大臣合意)等を踏まえた事業で、必要なときに利用できる多様な保育サービスの整備などの施策を総合的に展開するために定められた保育所が行う事業のことをいいます。

その後、一般の保育所や幼稚園における障害児の受け入れが進み、2015年成功の子ども・子育て支援新制度において、保育所や幼稚園などが生涯のある子どもを受け入れや地域関係機関との連携や相談対応を行う場合に、療育支援を補助する役割の人を配置することなども定められました。

4 現在の障害児保育の定義

現在の障害児保育では、保育所や幼稚園に通う障害児は、知的障害児と発達障害児が多くを占めています。発達障害児支援法では、発達障害を「自閉症やアスペルガー症候群とその他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害」と定義しています。

この記事をSNSでシェアしてね!

今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。