②保育原理

●保育における個と集団(保育原理)

1 個と集団活動

保育所に通う子供たちは、保育所に慣れてくると徐々に友だちと協力して1つのことを成し遂げたり、誘い合って集団遊びを行うようになります。子どもたちは、個として生活していた時期から、仲間との関わりを好み、集団活動ができる時期へと成長していきます。自分の思いが強くなりすぎて友達と衝突することもあるので、保育者の援助として、見守りと仲裁のタイミングを考慮する必要もあります。

保育指導計画の作成にあたり、それぞれの子どもの育ちや課題を把握する点(個の理解)と集団で行う活動でのクラスなどグループでの課題を把握する視点(集団の理解)の両方が必要です。

2 個に対する視点

保育指導計画を作成するためには、まず、現在の子どもの姿を把握することから始めます。子どもの姿には、年齢や発達、興味などが含まれます。保育士が立てた計画を子どもに押し付けることの無いように、それぞれの子どもの興味や関心を理解して、具体的な活動計画の中に子どもの興味関心を取り入れていくようにすることが大切です。

保育指導計画を立てるときに、子どもの「できること」ばかりにとらわれてしまうと、子どもが、挑戦して失敗したり、試行錯誤をしながら物事を、経験しているときの、やる気や工夫、意欲などを見落としてしまいがちです。保育では子どもが自らいろいろなことに挑戦し、失敗や経験を重ねていくプロセスに目を向けて、経験の中で感じ取っている子どもの気持ちや物事に挑戦しようという意欲、積極的に活動に取り組み自ら主体的にかかわろうとする態度を重視する必要があります。

3 集団に対する視点

集団の中で活動をしているとき、それぞれの子どもの活動する姿は、ひとりひとり異なりますが、集団の全体から客観的に見てみると、集団やグループには共通する育ちが見られます。
例えば、それぞればらばらに自分の言いたいことを言い合っていた集団が、お互いの言うことを聞くようになって、話し合いながら共通の方向性を見つけることを目指すようになったり、自分の役割を達成するだけでなく、まだ達成できていない仲間を助けて、協力して一つの目標を達成したりなど、集団の中での良い雰囲気ができてきます。

保育指導計画を立てる際には、

・友だちと力を合わせて1つのことを成し遂げることで協調性を身に付ける
・相手の思いに気付き、自分の気持ちも伝えながら関わろうとする
・友だちと誘い合って遊ぶことを楽しむ
・友だちと一緒に1つの作品を作り上げることで仲間意識が芽生える
・集団生活の決まりを理解し守ろうとする

など、年齢に応じ、個への配慮を含めた集団としてのねらいを意識することが大切です。

この記事をSNSでシェアしてね!

今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。