②保育原理

●保育指導計画の展開と評価(保育原理)

1 保育指導計画の展開

保育所保育指針により、保育所の保育は、子どもの実態に即して建てられた指導計画に沿って進められますが。保育所保育指針では、指導計画に基づく保育の展開について下のような留意点が示されています。

・施設長や保育士などの全職員による適切な役割分担と協力体制を整える。

・子どもが行う具体的な活動は、日常の中でさまざまに変化することに留意し、子どもが良い方向に向かって自ら活動を展開できるような必要な支援を行う。

・子どもの主体的な活動を促すために、保育士などが多様なかかわりを持つことが重要であり、子どもの情緒の安定や、心身の発達に必要な豊かな体験が得られるように支援する。

・保育士は子どもの状況や子どもを取り巻く状況の変化に対して、保育の過程を記録するとともに、これらを踏まえて、指導計画に基づく保育の内容の見直しを行い改善を図る。

2 指導計画への臨機応変な対応

保育の指導計画は、こどっもの姿をイメージして作成されるものですが、活動を展開していく中で、子どもが予想や計画とは異なる反応や興味を示すことがあります。実際に保育を行う際には、子どもの状態に合わせて、計画を見直しながら柔軟に展開することが要求されます。

計画通りに進めることにこだわらずに、目の前の子どもの興味や関心に応えて、子どもの学びが深まるような臨機応変な対応をしていくことが必要です。予想したした子どもの姿のイメージが、実践の段階で異なっていたことに気が付いたら、その理由を考え、次の実践に行かしていくという理論と実践の往還が、こまめに行われることが大切です。

3 保育指導計画の内容等の評価

保育指導指針では、「保育士等は、保育の計画や保育記録などを通して、自らの保育を振り返り、自己評価することを通して、その専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならない」とされています。また、保育の自己評価については、下の点に配慮することが求められています。

・保育士等は、保育の計画や保育の気力などを通して、自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通してその専門性の向上や、保育実践の改善に努めなければならない。

・保育士等による自己評価にあたっては、子どもの活動内容や、その結果のみならず、子どもの心身の成長や意欲、取り組む過程などにも十分配慮するように留意する。

・保育士等は自己評価における、自らの保育実勢んの振り返りや、職員相互の話し合いなどを通して、専門性の向上及び、保育の質の向上のための課題を明確にするとともに、保育所全体の保育の内容に関する認識を深める。

保育士が保育の実践を振り返るとき、指導計画のねらいに照らして、子どもの成長と保育士の援助という観点から、課題を明らかにします。その時、実践記録を参照にするとともに、保育士が互いにカンファレンス等を通じた省察を行い、自己評価につなげていくことが必要です。そして、日常の保育の展開について、保護者との連携が十分にとれているかどうかという観点からも振り返りが必要となります。

4 保育指導計画PDCAサイクル

保育の指導計画には、PDCAサイクルと呼ばれるものがあります。

・P……Plan 計画(前提的な計画の作成、指導計画の立案)

・D……Do 実行(指導計画に基づく保育の実践や記録)

・C……Check 評価(実践記録に基づく自己評価やカンファレンス等を通じた相互評価)

・A……Act 改善(問題点の拠出 指導計画の見直し・改善)

保育は計画を立て(Plan)、実行し(Do)、記録に従って反省を行い、また、具着の計画の改善に生かす(Act)という循環的なサイクルで展開していきます。これをPDCAサイクルといいます。

5 保育所の自己評価

保育所保育指針では、保育所の自己評価について、「保育所は、保育の質を高めるため、保育の計画の展開や保育士等の自己評価などをふまえ、保育所の保育内容などについて、自ら調査を行い、その結果を公表するように努めなければならない」と示しています。保育所の自己評価についての留意点は下のとおりです。

・地域の実情や、保育所の実態に沿って、適切に評価の観点や項目などを設定して、全職員による強要理解を持って取り組み、評価の結果を踏まえて、保育所の保育の内容などの改善を図る。

・保育の内容等の評価に関して、保護者や地域住民などの意見を聞くこと。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。