②保育原理

●保育指導計画の作成(保育原理)

1 保育の指導計画の種類

保育指導計画は、全体的な計画に基づいて、保育の目標や方針を具体的に示す、保育の実践計画です。指導計画には、長期的な指導計画と短期的な指導計画があります。

指導計画の作成では、保育所での生活において、子どもたちの成長過程を見通し、季節の移り変わりや生活の連続性などを考慮して、それぞれの子どもの実態に応じた具体的な狙いや内容を設定することが必要です。そのために、子どもの日常の姿や発想を大切にして、適切な環境の中で子どもたちが主体的に活動で切りうように工夫しなければなりません。

〇長期的な指導計画

・年間計画……一年間の生活を見通した計画。一番長期の計画。
・期間計画……一年間をいくつかに区切り、子どもの発達や生活の節目などに配慮して、それぞれの時期にふさわしい保育の計画。
・月間計画……一か月間を見通した計画。

〇短期的な指導計画

・週案……一週間の計画。イベントや生活の連続性を考慮して立案する。
・日案……一日の計画。一日の中で中心となる活動を軸に組み立てて立案する。
・時案……一日の中の、保育所の生活を構成するそれぞれの活動ごとの計画。

2 保育所指導計画作成に留意すること

保育所保育指針では、指導計画を作成するときに、子どもの年齢や、構成するグループなどによって、下のような留意するべきことが示されています。

〇三歳未満児……それぞれの子どもの生育歴や、心身の発達、活動の実態を考慮して、個別的な計画を作成する。

〇三歳以上児……個の成長とともに、それぞれの子ども相互の関係や、協調的な活動ができるように配慮して計画を作成する。

〇異年齢で構成されるグループやクラス……それぞれの子どもの生活や経験、発達過程などをふまえて、適切な発達の援助や、適切な環境構成をすることを考慮して計画を作成する。

3 それぞれの子どもの生活リズムの違いへの配慮

子どもによっては、一日の生活リズムが異なったり、保育所での在園時間も異なるなど、いろいろな子どもが一つのクラスで一緒に過ごすしています。保育所保育指針では、保育指導計画を作成する際には、それぞれの子どもが、活動と休息や、緊張感と解放感など心身のバランスがとれるように配慮することが求めています。

特に、朝早くから夕方遅くまで、長い時間を保育所で過ごす子どもについては、生活のリズムや心身の状態などに十分配慮して、保育士同士の協力体制や家庭との連携も指導計画に取り入れることが大切です。

また、保育所でのお昼寝は、生活のリズムを構成する大切なものとなるため、子どもが安心して眠ることができるように、環境の確保が必要ですが、それぞれの子どもの発達や在園時間の違いによってはお昼寝が必要ではない子どももいるので、お昼寝をすべての子どもに強制することが無いようにしなければなりません。

4 障害のある子どもへの指導計画作成での配慮

保育所指導指針では、『障害のある子どもの保育については、それぞれの子どもの発達過程や生涯の状態を把握して、適切な環境の中で、障害のある子どもが他の子どもとの生活を通してともに成長できるように、指導計画の中に位置づけること。また、子どもの状況に応じた保育の実施をする観点から、家庭や関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど適切な対応を図ること。』が示されています。

保育所では、障害や発達上の課題がある子どもの援助については、その子どもの特性や課題を考慮したうえで個別に指導計画を作成し、ほかの子どもたちと過ごす中で、成功体験を重ねることができるように工夫することが必要です。そして、家庭と連携して、子どものできないことだけでなく、得意なことも重視して、家庭と保育所が状況を共有して、子どもの成長を喜び合えることが大切です。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。