◎保育の勉強

●保育所保育指針・保育の内容と領域(保育原理)

1 2018年に10年ぶりに改訂された!

保育所保育指針は1965年に策定されて以来、何度か改定を重ねてきました。2018年の改定は、2008年の改定以来10年ぶりの大幅な改定となります。2018年に改定された背景には、女性の社会進出が著しく進んだことによる、共働き家庭の増加や、家族形態の変化によるひとり親家庭の増加なども、保育所の利用が増えた原因にもなっています。

乳幼児から保育所を利用する家庭が増えたことにより、3歳未満児の保育について、保育所保育指針においても、具体的に示されることとなりました。
また、2015年に施行された、「子ども・子育て支援新制度」も保育所保育指針の改定に大きな影響がありました。
全ての子どもに質の高い教育やと保育の提供を目指すために施行された、子ども・子育て支援新制度は、2018年の保育所保育指針改定においても、保育所を教育施設と位置付け、幼児教育の必要性を明確にしました。

2 年齢ごとの発達の特性と保育の基本事項が具体化された

2018年の保育所保育指針の改定では、乳児・1歳以上3歳未満児・3歳以上児の各時期に分けて、ねらいや内容を示し、0歳~3歳未満児の保育を3つの年齢の段階ごと具体的に分かりやすく示されています。

共働き家庭の増加やひとり親家庭の増加などの理由から、0歳児から2歳児の保育所利用は、毎年増えてきています。0、1、2歳児は心身の発達の基盤を作る大切な時期です。特に保育士などの身近な大人との関わりが大きな影響を持ちます。日中の長い時間を保育園で過ごす0、1、2歳児にとって、保育士は保護者の次に身近な大人であり、その関り方がその後の発達に大きな影響を与えることになります。

3 保育内容の5つの領域(健康・人間関係・環境・言葉・表現)

幼児教育の側面に関して、年齢ごとの発達の特性を踏まえて年齢段階ごとに保育内容の「ねらい」や「内容」が示されています。

保育所保育指針では、子どもの育ちの「ねらい」や「内容」をとらえるために、「5つの領域」が示されています。「5つの領域」とは、子どもの発達を『健康・人間関係・環境・言葉・表現』の観点からとらえたものです。いずれも子どもが健やかに育つためには重要な領域となります。保育士はこの「5つの領域」を意識して、保育カリキュラムを計画し、子どもの育ちを支えます。

【5つの領域(1歳以上児)】

健康…健康な心身を育て、子ども自身が健康と安全な生活を作り出す力を養う

人間関係…周囲の人と関わり、親しみ、支え合って生活する力ために自立心を養う

環境…周囲のいろいろな環境に好奇心や探求心を持ち、それらを生活に取り入れる力を養う

言葉…経験したことや考えたことを自分の言葉で表現し、相手の言葉を聞こうとする意欲や態度を育て言葉に対する感覚を言葉で表現する力を養う

表現…感じたや考えたことなどを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い創造性を豊かにする

保育カリキュラムを作成するとき、目標や活動がどの領域に当てはまるのかを意識すると、活動がより充実したものとなるでしょう。

4 3歳以上児の基本的事項

・3歳以上になると、運動機能の発達により、基本的な動作が一通りできるようになるとともに、基本的な生活習慣もほぼ自立できるようになってきます。
理解する語彙数が急激に増加し、知的興味や関心も高まってきます。仲間と遊び、仲間の中の一人という自覚が生じ、集団的な遊びや協同的な活動も見られるようになります。これらの発達の特徴を踏まえて、この時期の保育においては、個の成長と集団としての活動の充実が図られるようにしなければなりません。

・3歳以上児の基本的事項においては、この時期の発達の特徴を踏まえ、保育の「ねらい」及び「内容」について、心身の健康に関する領域「健康」、人との関わりに関する領域「人間関係」、身近な環境との関わりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」及び感性と表現に関する領域「表現」としてまとめ、示しています。

・3歳以上児の5つの領域『健康・人間関係・環境・言葉・表現』において示す保育の内容は、「生命の保持」及び「情緒の安定」に関わる保育の内容と、一体となって展開されるものであることに留意が必要です。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。