②保育原理

●保育所保育指針・養護と教育(保育原理)

1 保育所は教育施設

保育所は養護を行う場所、幼稚園は教育を行う場所というイメージがありますが、保育園では養護と教育の両方を行います。保育所保育指針の2018年の改定では、保育所も幼稚園や認定こども園と同じく、教育施設であると位置づけられました。保育所保育は、養護と教育を一体的に行うことを特性としています。

養護とは…子どもの生命の保持や情緒の安定を図るために保育士などが行う援助やかかわりのこと

教育とは…子どもが健やかに成長し、活動がより豊かに展開されるための発達を援助すること

教育とは、読み書きだけではなく「知識及び技能の基礎」「思考力・判断力・表現力などの基礎」「学びに向かう、人間性など」の3つが、教育の柱となっています。保育士は教育施設という認識を持ち、子どもの資質を伸ばす保育計画の立案や関わりを意識することが大切です。

また、養護には下のような2つの柱があります。

生命の維持…それぞれの子どもの生理的欲求を満たし、健康、安全、快適に過ごせるようにすること

情緒の安定…それぞれの子どもが主体として受け止められ、くつろぎながら安定性を持って過ごせるようにすること

2 子どもの健康や安全面への配慮

保育士は、子どもの命を守り、安心できる環境を用意して、子どもの心身の安定を図りながら。子供が遊びや学習など自発的な活動を通して、発達に応じた学びを積み重ねていけるように援助します。また、保育所に通う子どもたちの健康状態や発育状況に気を配ることも、保育士の大切な仕事です。食物アレルギーやそれぞれの体質などについても、子ども一人ひとりに合わせた援助や対応が求められるます。

子どもたちは自分で自分の身を守ることについて、まだ未熟なので、保育士が園内での事故防止に十分配慮しなければなりません。2018年の保育所保育指針の改定では、食物アレルギーや保育所内の事故防止などの健康と安全の配慮が明記されています。さらに地震や台風が多い日本では、自然災害に対する危機管理体制づくりも推進されています。

3 子育て支援の重要性

2008年の保育所保育指針の改定では、「保護者に対する支援」についての記載がありましたが、2018年に改定された保育所保育指針では「子育て支援」という言葉に改められました。
2008年改定時の「保護者」という言葉は、保育園を利用する家庭であるのに対して、2018年改定時の「子育て」という言葉は子どもを育てている全ての方への支援ということを表現しています。この改定には、子ども・子育て支援新制度の拡大も深く関係しています。
保育所は、地域の行政機関やNPOなどの団体、専門機関などと密接にし、地域に開かれた子育て支援の実施が必要です。

4 保育士の専門職としての能力向上の方向性を示す

保育所の役割が拡大すると、保育の質の向上が必要となってきます。質を向上させるためには、研修会などで知識を深めることや、医師や看護師、栄養士などの専門職と協働し必要な力を身に付けていくことが重要です。2018年の保育所保育指針の改定では、研修計画の作成や、厚生労働省が定めた「保育士等キャリアアップ研修ガイドライン」の活用を推進しています。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。