②保育原理

●いろいろな保育の場(保育原理)

1 保育所(認可保育所)

認可保育所とは、定められた基準を満たしている保育施設のことをいいます。保育所を設置するためには都道府県知事の認可を得る必要があります。
保育所は、児童福祉施設の一つで、児童福祉法39条により、「保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設(利用定員が20人以上であるものに限り、幼保連携型認定こども園を除く)」としています。

2 幼稚園

幼稚園は学校教育法22条に定められている学校の一つで、義務教育及び、その後の教育の基礎を養うものとして、幼児を保育士、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長すること」を目的としています。

3 認定こども園

認定こども園は、就学前の子供に関する教育や、保育等の総合的な提供の推進に関する法律(認定こども園法)に定められている施設で、就学前の子どもに対して、教育と保育を提供します。地域における子育て支援の機能を持ち、下の4つのタイプがあります。
・幼保連携型
・幼稚園型
・保育所型
・地方裁量型

このうち「幼保連携型認定こども園」は2012年の認定こども園法の改正により、「学校及び児童福祉施設としての法的位置づけを持つ単一の施設」と定義されました。認定こども園法2条7項には満3歳以上の子どもに対する教育や保育を必要とする子供に対する保育を一体的に行うことが定められています。

4 地域保育事業(市町村による認可事業)

2015年度に始まった「子ども・子育て支援新制度」では、

①小規模保育事業
②家庭的保育事業
③居宅訪問型保育事業
④事業所内保育事業

を、市町村による認可事業として、公費の給付対象としています。どれも、原則として3歳未満の保育を必要とする乳児・幼児を対象としていますが、保育体制の整備の状況など、各地域の事情を勘案し、3歳以上の子どもが利用することも可能です。

①小規模保育事業(児童福祉法6条の3 第10項)

保育を必要とする乳幼児を対象として、定員6人以上19人以下の保育施設で、A型・B型・C型の3つの種類があります

・A型……従来の保育所の小型タイプです。職員は全員保育士で保育所の配置基準+一人が必要です。

・B型……A型と下のC型の中間のタイプです。職員の半分以上を保育士として、保育所の配置基準+1人が必要です。

・C型……家庭的保育をグループで行うタイプです。職員は家庭的保育者とし、一人の家庭的保育者に付き0歳~2歳児を3人まで保育することができます。

♪家庭的保育者とは

市町村長(特別区の区長を含む)が行う研修を修了した保育士その他の厚生労働省令で定める者。市町村長が適当と認める者。(児童福祉法6条の3 第9項 による)

②家庭的保育事業(児童福祉法6条の3 第9項)

保育を必要とする乳幼児を対象として、定員5人以下で「家庭的保育者」の居宅、または、その他の場所で保育を行う事業です。「家庭的保育ガイドライン」により、下のような基準があります。

・家庭的保育者1人が保育できる乳幼児は3人以下(家庭的保育補助者とともに保育する場合は乳幼児は5名以下)
・保育を行う部屋は9.9㎡以上
・保育時間は原則として1日8時間

③居宅訪問型保育事業(児童福祉法6条の3 第11項)

保育を必要としている乳幼児の居宅を、家庭的保育者が訪問して保育を行う事業です。対象となる乳児・幼児・児童などに、重度の障害がある場合などが想定されています。

④事業所内保育事業(児童福祉法6条の3 第12項)

企業や事業所に併設されている従業員向けの事業所内保育施設が、保育を必要とする地域の乳幼児を受け入れる場合、公費が給付されます。事業所内保育では、定員20人以上の場合は、職員数や資格において保育所の基準が適用され、19人以下の場合は小規模保育A・B型と同じ基準が適用されます。

5 認可外保育施設 

認可外保育施設とは、児童福祉用に基づく都道府県知事の認可を受けずに運営している保育施設のことです。認可外保育施設には、夜間の乳幼児の預かりを行う「ベビーホテル」や「事業所内保育施設」、市町村が山間部に設置している「へき地保育所」などがあります。
2016年度から、子ども子育て支援法の改正によって新設された、「仕事・子育て両立支援事業」において「企業主導型保育事業」が実施されています。「企業主導型保育事業」とは、休日や夜間の対応など、企業の勤務時間に合わせた事業所内保育を、企業の負担、主導して認可外保育施設を設置する場合は、整備・運営費用の一部が助成される制度です。
設置については企業の敷地内に限定していません。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。