①保育の心理学

●発達のアセスメント・心理検査(保育の心理学)

発達のアセスメントでは、特定の心理機能の発達を測定するために、専門家によるいろいろな心理検査が必要になることもあります。心理検査には、発達検査や知能検査などがあり、代表的な発達検査には遠城寺式やデンバー式、知能検査にはビネー式やウェクスラー式があります。

1 発達検査

発達検査の検査方法は、検査をする人が子どもに特定の課題を与え、それに対する子どもの反応から、子どもの発達のレベルを測定するというものです。それぞれの課題には、それぞれの年齢や月例の子どもたちの反応の平均値があり、それと比較することで、検査対象の子どもの発達がどの程度なのか分かる仕組みになっています。

実際に多くに被験者へ検査を行い、平均値や分布状況を分析することを「標準化」といいます。

〇代表的な発達検査と対象年齢

遠城寺式、乳幼児分析的発達検査法……生後0か月~4歳7か月

WENVERⅡ デンバー発達判定法……生後0か月~6歳

新版K式発達検査2001……生後0か月~成人

2 知能検査

知能検査とは、知的能力の程度を測定する検査のことです。知能検査は、もともと知的障害(知的能力障害)のある子どもの支援のために開発されたもので、検査をする子どもが、何歳児相当の問題解決能力を持っているかを計る検査をして、その子にあった支援をするためのものです。フランスの心理学者ビネーが開発したビネー式と、アメリカの心理学者ウェクスラーが開発したウェクスラー式に分けられます。

知能検査の検査結果は知能指数(IQ)として数値化されます。ビネー式は一般知能を測定するもので、ウェクスラー式では全検査IQと「言語理解指標」「知覚推理指標」「ワーキングメモリー指標」「処理速度指標」といった指標得点から子どもの得手、不得手について、詳しい結果が読み解けるようになっています。

〇代表的な知能検査と対象年齢

ビネー式

田中ビネー知能検査委V……2歳~成人

ウェクスラー式

WPPSI-Ⅲ知能検査……2歳6か月~7歳3か月

WISC-Ⅳ知能検査……5歳~16歳11か月

WAIS-Ⅳ知能検査……16歳~90歳11か月

3 知能指数

知能指数であるIQは知能検査の結果を数値としてあらわしたものです。ビネー式の知能検査では、各年齢の平均的な子どもが解ける課題をたくさん設定して、検査を受ける子どもが、何歳相当の問題までを解くことができるのかを測定します。

たとえば、検査を受けた5歳の子どもが、10歳の子どもを想定した問題を解くことができたとすれば、その子の「精神年齢」が実年齢より5歳進んでいることが分かります。この場合の知能指数は「精神年齢÷実年齢×100」で表されます。

「実年齢」と「精神年齢」が一致するときIQは100となります。これが最も平均的な知能指数となる、知的障害の基準はIQ70未満とされています。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。