◎保育の勉強

●子どもにとって環境としての保育者(保育の心理学)

1 人的環境として

子どもにとって保育の環境には、保育施設や遊具などの物的環境、山や川、海などの自然、その他の広い社会などとともに、親や友達、保育士などの人的環境があります。特に保育士は子どもの成長や発達を支援するという役割があるので、保育士としての自分を、子どもにとっての人的環境として、上手に使わなければなりません。

2 安全基地として

人的環境としての保育者の大切な役割の一つに、子どもにとっての「安全基地」でいることが大切です。「安全基地」というのは、子どもが周りの環境を探検していて不安になったり、精神的に危険を察知したときにすぐに避難しに来ることができる場所のことです。

特に、なでる、さするなどの身体接触を用いた慰めが子どもにとっての安全基地の役割として重要になります。保育士が子どもの目を見つめ、話ながらなでたりマッサージをするという手法を行うことを「タッチケア」といいます。

子どもは、「安全基地」としての保育者に慰められ、癒され、励まされることで「ありのままの自分」を認められていることを実感し、いろいろな経験に主体的にかかわっていく事ができるようになります。

3 環境調整としての役割

「人的環境」「安全基地」などの保育者の役割の他に、環境としての保育者の役割に「環境調整」があります。子どもの保育は環境を通して行われるものですが、その環境がそれぞれの子どもにとってより良いものになるように、創意工夫し子どもに提供します。

4 子どもとの関係性に着目する

子どもと接するとき、保育士は常に自分と子どもとの関係性に着目し、援助の仕方を考えなければなりません。
保育士としての自分という環境が、子どもからどのように見えているか、また、環境である自分のかかわりが、子どもにどんな影響を与えるかなど、自分と子どもとの関係性を考えることが大切です。

このように関係性に着目すると、保育士は子どもにとって、とても身近な大人としてのモデルであることが分かります。子どもはいつも保育士の様子を観察しています。そして保育士のすることを真似したり、保育士からいろいろなことを吸収し、学んでいます。これをモデリング(観察学習)といいます。例えば、本を大切に扱う保育者を見て育った子どもは、本を大切に扱うようになるといいます。ほかにも、お花や生き物に愛情をもって接する保育者に影響されて、子どもたちも自然や生き物を大切にするようになることもあります。

また、保育者は、子どもの発達度合いに合わせて、環境である自分との関係を変化させて、子どもたちの発達援助に役立てることも必要です。

5 子どもの環境の変化や移行期における保育者の役割

子どもたちは成長の過程で、いろいろな環境の変化を経験します。
例えば、入園や進級、卒園。他にも通年行事として、遠足や運動会、発表会などたくさんあります。
このような環境の変化や、移行期には、子どもは新しい体験をたくさんして世界が広がるという嬉しいプラスな面と、慣れない環境で不安を覚えるようなマイナスな面の両面があります。子供たちにとって人的環境である保育者は子どもの「安全基地」として新しい環境への適応を図っていくことが大切です。

この記事をSNSでシェアしてね!

今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。