①保育の心理学

●子どもの生活と行動(保育の心理学)

1 基本的生活習慣を形成すること

三歳くらいになると、子どもは基本的生活習慣が身に付き、食事や睡眠、排せつや衣服の着脱などがある程度自分でできるようになります。そして、5歳くらいになると基本的生活習慣がしっかり身に付き、「自分のことは自分でできる」という自信と自主性が備わり、生活が自立していきます。

子どもにとって生活習慣を身につけるということは、これから、一生続いていく学びの第一歩となります。

2 動機付け(モチベーション)

人に行動を起こさせるもととなるものを「動機付け」「動因」「モチベーション」などといいます。動機付けには、主に下のような3つの種類があります。

・生理的動機付け

眠気や痛み、飢えやのどの渇きなど、生きることを維持するために生じる生得的な動機付けのことをいいます。これは動物でいう本能にあたります。

・外発的動機付け

褒められたり怒られたり、やらされたりする、他人からの働きかけによって行動を促されて行うことを外発的動機付けといいます。生活習慣のほとんどは、最初は、褒められたり怒られたりするからといった外発的動機付けから始まります。パジャマが一人で上手に着れて褒められたり、ご飯を残さずに食べて褒められたりして嬉しくてどんどん上達し、基本的生活習慣が身に付くことも多くあります。

・内発的動機付け

はじめは褒められたり怒られたりしてやっていたことが、日常の中で繰り返し行っていくと、次第に自分のものになっていき、「やらないと落ち着かない」とか「きちんとやりたいから」というように自分から主体的に行うようになります。興味や関心など、子どもの自由なやる気や好奇心から行動を促すことを内発的動機付けといいます。

しかし、例えば好きで踊っている子どもに親や指導者などが、「上手に踊れたらご褒美を上げる」とか「うまくできるまで無理やり踊らせる」といった行動によって、外発的に動機付けを行うと、子どもの内発的動機付けを損ねてしまうことがあるので、バランスが難しいところでもあります。

3 条件付け

〇パブロフの実験

犬にベルの音を聞かせながら餌を与えることを繰り返すと、そのうち、宇ぬはベルの音を聞いただけでよだれを垂らすようになりました。パブロフは、このことを犬がベルの音と餌の関係を学習した結果だと考えました。

〇ワトソンの実験

子どもに白いネズミを見せて、関心を寄せさせたところで大きな音を立てて子どもを驚かせます。これを何度か繰り返すと、子どもは白いネズミを見ただけで、驚いて泣き出すようになりました。それは白くてネズミに似た
ものに対してまでも同じく驚いて泣き出すようになってしまいました。

ワトソンは、パブロフの考え方に影響を受けて、上の白いネズミの実験を行いましたが、この結果から、ワトソンは、人は生まれたときは「真っ白い紙(タブラ・ラサ)の状態であり、すべての行動を「学習」によって身につけていくと考え、行動主義を提唱しました。

ここでいう「学習」というのは、外部からの特定の刺激に対する反応のことをいい、「条件付け」といいます。複雑に見える習慣や学習内容も、元をたどっていくと「条件付け」に行きつくといわれています。

♪☆あとがき☆♪

勉強でも運動でも趣味などでも、やらされてやっていることと、自分からやりたくてやっていることでは上達具合が大きくちがいますね。またやる気になる時期(タイミング)も人によって違うので、親は子どものやりたいことをうまくくみ上げて、それに対してよい環境を与えてあげると上達も早いですね。
それは自分自身のことでも同じで、自分のやりたいことを内発的動機付けで始めると、楽しみながら上達しストレスの解消にもつながると思いますが、私は今のところまだ、自分の興味や関心などがはっきりわかっていなくて趣味といえることが見つからないので、まずはそれを探すのが目標です。

この記事をSNSでシェアしてね!

今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。