◎保育の勉強

●子どもの心身の健康問題(保育の心理学)

1 乳幼児期の心の問題

乳幼児期に見られる心の問題について下のようなことがあります。

・神経性習癖

爪かみ、指しゃぶり、性器いじりなど、子どもが癖のように行うことがあります。癖の中には心理的な問題が隠れている場合があります。

・夜驚症

睡眠障害の一つで、睡眠途中で覚醒して怖がったり叫んだりする症状です。

・夜尿症、遺尿症

排せつ障害として、お漏らしをしてしまう症状です。体の健康問題の可能性もありますが、心理的な問題が原因となっていることもあります。

・チック

急に、突発的に反芻される動きや発生のある症状です。

・吃音

発語が円滑にいかない場面があることです。

・場面緘黙症(選択性緘黙症)

家族の中では話ができるけれど、保育園などの特定の場面では話ができなくなる症状です。

2 子どものアレルギー

アレルギー疾患のある子どもが増加傾向にあります。

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を発症するリスクがある子では、発症に早めに気づくことが大切です。そして、アレルギー疾患を発症した子では、適切な治療をしっかり行って、ぜん息の発症予防につなげることが重要となります。

日常生活におけるぜん息発症予防のポイントは、ウイルス感染などからもぜん息を発症しやすくなるといわれているため、感染症を予防することも大切となります。

また、アレルギーの原因となるアレルゲンが、乳児期から幼児期にかけて、食物からダニやハウスダストなどに変化していくとされています。そのため、アレルゲン除去などの環境整備を行うことも重要です。

さらに、アトピー性皮膚炎を発症している場合は、皮膚をきれいに保つことで皮膚から体内にアレルゲンが進入するのを防ぎ、ぜん息の発症予防につながる可能性があるとされています。

3 反応性愛着障害

反応性愛着障害とは反応性アタッチメント障害ともいいます。虐待などの不十分な養育が前提となって養育者と子どもとの間で正常な愛着形成ができないことが原因で、人を恐れ警戒するなど対人的な交流に障害がでることです。

愛着とは、乳幼児期などに養育者と子どもの間に情緒的なきずなが育まれていく事です。それがなんらかの形で上手くいかず、信頼関係や親や養育者の愛情を感じられないまま大きくなってしまうと、対人関係や社会生活に問題を抱えやすくなると言われています。

愛着障害が他の障害や精神疾患、高血圧や過敏性大腸症候群のリスクに繋がる可能性も指摘されています

4 心的外傷後ストレス障害

子どもが虐待、事故や災害などの強い恐怖を体験した後に、その心の傷が原因となってさまざまな精神的または身体的な症状を起こすことをPTSD(心的外傷後ストレス障害)といいます。その症状は数ヶ月で治る軽度のものから、一生心の傷を背負わされる重症のケースまであります。

感受性の強い子どもたちは、大人よりもPTSDになりやすいと言われています。また、その原因が虐待などの場合には、複雑性PTSDとなってしまい、人間不信や協調性の欠如、多重人格などになってしまうケースもあります。

……PTSDの主な症状……

フラッシュバック(再体験)原因となった出来事を何かの拍子に思い出す。恐怖や苦痛、怒りや悲しみ、無力感など様々な感情が混じった記憶がよみがえり、パニックを起こすこともある。
回避つらい記憶を思い出すきっかけとなる場所や人を避ける。無意識に避けてしまっている場合もあり、行動が制限されることもある。
過覚醒常に精神的に不安定になり、集中力に欠けたり、常に極度の緊張状態になる。ささいなことに驚いたり、警戒心のあまりよく眠れないなどが起こる。
感覚まひつらい記憶に苦しむのを避ける防衛反応として、感情や感覚が麻痺する。人に心を許さず、人からも愛情を感じにくくなる。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。