①保育の心理学

●育児中家庭への支援(保育の心理学)

1 保育所の子育て支援

保育所の子育て支援は、保育所に通う子どもの保護者だけでなく、地域に属する保護者に対しても行うことが要求されています。

育児中の保護者に子育て支援を行う際には、保護者に対する共感・傾聴・受容などによって、保護者の気持ちを受け止め、保護者との信頼関係を築くことが大切になります。そして、保護者との信頼関係をもとに、保護者の気持ちを尊重し、保護者の決意を信頼し、保護者が子育ての喜びを感じられるように努めます。

保育所保育指針では、多様な事情を持つ保護者や家庭に対しても、地域の関係機関等と協働・連携して、保護者や子どものプライバシーにも配慮して、よりよい対応を取る体制構築が大切とされています。

2 特殊な配慮を要する家庭に対する支援

特別な配慮を必要とする家庭への支援では、保育所は行政や関係機関との連携や協働が必要となります。

特に虐待が疑われるときは、緊急に市町村や児童相談所に通告し、適切な対応と図ることが必要です。また、ひとり親家庭、貧困家庭、外国籍の過程など特殊な支援を必要とする家庭への適切な支援も要求されます。

保育所保育指針には、子どもに障害や発達上の課題がある場合には、保護者にも個別の支援を行うようにと記されています。子供ではなく保護者が生涯や病気を抱えている場合にも同じように特別な配慮が必要です。

3 マルトリートメント

マルトリートメントとは『避けるべき子育て』のことです。アメリカなどで広まった表現で、日本語で「不適切な養育」といい、子どもの健全な発育を妨げるとされています。子どもを怒鳴ったり、叩いたり、感情にまかせて親の気分で子への態度を変える、という例があげられます。しつけと称して叩く、体罰を加えることがエスカレートし、子どもの心を傷つけ、命を奪ってしまうこともあります。

最近は、スマートフォンなどを子どもにあてがい、授乳中にもSNSや動画などを見たりする親もいます。親と子の貴重なコミュニケーションの時間がなくなってしまうことが危惧されます。

保育士は保護者の育児に関する悩みを把握し、早めの支援を心がけてマルトリートメントを予防していくことが重要です。

4 レジリエンス

レジリエンスとは回復力・復元力のことをいいます。

保育所における子育て支援ではレジリエンスはとても重要な概念です。人は困難や逆境にあっても、それを克服していこうとする力を持っています。保育士が子どもや保護者が携えているレジリエンスを生かし支援を考えることは、子どもの成長を大きく促し、保護者の育児の大きな助けになります。レジリエンスを高めるためには、自分にはできるという期待や地震など複数の要因が関係しています。

〇お勉強の感想

私は子どものころ虐待や暴力を受けていたことで苦しみました。でも、虐待以外でも、貧困家庭やひとり親家庭、外国籍家庭などそれぞれいろいろな事情で苦しんでいる子どももいます。いろいろな事情のある子どもがそれぞれの支援で救われて、少しでも幸せな気持ちで成長していくことができたらと思います。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。