①保育の心理学

●学童期の発達(保育の心理学)

1 学童期の発達の全般的な特徴

学童期とは小学校入学~卒業までの時期をいいます。だいたい6歳から13歳くらいまでの間のことですね。
この時期の発達の特徴は、認知的発達が幼児期とは全く新しい段階に進み、社会的関りも広がって、家族との関係を突破し子どもたちだけの世界が作ることができるようになってくることです。

2 学童期の思考の特徴について

幼児期を終えて学童期に入ると、だんだんと自分の思考や行動に関する知識が増えてきて、自分自身の言動を意識的にコントロールすることができるようになってきます。これをメタ認知といいます。このメタ認知をもとに、自分の行動を客観的に見ることができるようになり、結果を予測して自信がついてくると、学ぶことや誰かのために動くことが喜びになってきます。

このように他人からの評価に関わらず、自分の興味や関心から行動を起こすことを「内発的動機付け」といいます。これに対し、賞罰のように、他人や社会からの評価などの要因によって行動を引き起こすことを「外発的動機付け」といいます。

学童期の子どもは、ピアジェによると「具体的操作期」にあたり、物事を見かけだけではなく論理的に思考や判断することができるようになってきます。そして、物体の性質について、数量や大きさなどの保存の概念を理解して利用できるようになってきます。でも、このような論理的思考が可能なのは、自分が経験したことがあったり、具体的によく知っているものについての範囲に限られています。

3 学童期の社会性について

小学校に上がり学童期に入った子供たちは、だんだん自己意識が高まり、自分の長所や短所を自覚できるようになってきます。そのため、自分の長所や短所などの個性をもって仲間や組織に属し、この仲間や組織の中で認められることは、この時期の子どもにとってはとても大切な意味を持っています。

そして、学童期の子どもたちは、学校で過ごす時間が長くなることにより、だんだんと家族や親よりも同世代の子ども同士でいる時間が長くなり、仲間集団を形成するようになります。このような仲間集団は「ギャンググループ」といわれ、強い仲間意識と集団の中での決まり事ができ、親や先生などの大人の価値観や、大人が介入してくるのを阻止しようとする傾向があります。これも大切な成長段階です。

4 学童期の発達課題(エリクソンのライフサイクルより)

エリクソンのライフサイクルによる学童期の発達課題は「勤勉性」です。ルールの中で課題に取り組み、それを達成させるための努力です。そして達成すると、自分自身のなかで「有能さ」を確認することができるようになり、失敗すると「劣等感」を味わうことになります。あることでは成功して「有能さ」を感じ、あることでは失敗して「劣等感」を感じることで、だんだん自分の得意分野もわかってきます。

〇お勉強の感想

わたしはこの時期、家族からひどい虐待や暴力を受けていました。

なので、この時期は虐待や暴力に耐えて生きていたことと、この状態から何とか逃げ出すためにどうしたらいいか、逃げられないならもう死ぬしかないか…ということしか考えていませんでした。

だから、この時期に課題となる発達段階は全然クリアできていません。今でも人間関係の基礎ができていなくて、生きにくさを感じることがよくあります。

でも、保育を学ぶことで、本来ならこういう発達段階があり、自分はここが抜けてしまっているんだなと理解することで、生きにくさの原因の一部が理解できて少し楽な気持ちになりました。

今さらこの時期を埋めることはできないけれど、自分の抜けている部分を理解して、今の自分を癒して明るく生きたいと思います。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。