◎保育の勉強

●幼児期の発達(保育の心理学)

1 幼児期の発達の特徴

赤ちゃんだった乳児が、もう少し成長し幼児になり1歳~1歳3か月くらいになるとほとんどの幼児が歩き始めます。そして2才くらいになると走るようになり、指先の動きなども目覚ましく発達してきます・

立ったり歩いたりなどの大きな筋肉を使う運動を「粗大運動」といい、指先などの小さな筋肉を使う運動を「微細運動」といいます。運動機能は先に粗大運動が発達し、その後だんだんと微細運動も発達をしてきます・

4~5歳くらいになってくると体のバランスが発達してきて、基本的な生活習慣が身に付き、幼稚園や保育園などでもお友達と一緒に活発に運動遊びを楽しむようになります。

また、幼児期では、言語発達や認知発達などもすばらしく進化します。

2歳くらいになると使える言語がどんどん増えて二語文、三語文など、だんだん複雑な言い回しをすることができるようになります。

3歳くらいになると、話の順序についての知識も整ってきてだんだん、場面や相手、文脈などで言葉使いなどがかわってくるようになります。

5,6歳くらいになると、独り言やオウム返しのような自己中心的言語が見られてくるようになります。ヴィゴツキーによると、幼児期の独り言は大人と交わしたことのある言葉が多く、この後の成長の中でだんだん内面化されて自己コントロールのためにまた自分との対話のために使われることになります。自分の考えや行動を意識するようになるということで、これをメタ認知といいます。

2 幼児期の考え方の特徴

幼児期の考え方の特徴を、ピアジェは下のとおり、前概念的思考と直感的思考の2つに分けました。

〇前概念的思考(2歳くらい~4歳くらい)

前概念的思考では、自分と他人の違いが理解できなくて、自己中心性があり他人の視点から物事をみることができません。このことから、次のような幼児特有の考え方になってしまします。

フェノメニズム……見た目に左右されやすいこと

アニミズム  ……物や自然現象にも命や意志があると思い込んでしまうこと

相貌的知覚  ……天井のシミや木目などの模様を人間の顔や表情のように読み取ってしまうこと

人工論    ……目に見えるものや自然現象などをすべて人が人工的に作ったと考えてしまうこと

〇直感的思考(4歳くらい~8歳くらい)

4歳くらいになると、幼児は物事を概念化して相互に関連付けられるようになってきます。でも、概念同士のつながりはまだ未熟なため、直感的思考となり、この時期特有の思考が生じます。

例えば「知的リアリズム」などといい、自分が知っていることだけに囚われて、自分が知らなかった物事に正しく反応できないということがあります。

3 幼児期の発達課題(エリクソンのライフサイクルより)

エリクソンは乳児期を、乳児期前期と乳児期後期に分けて社会的な発達課題などを次のようにあげています。

幼児期前期(1歳~3歳くらい)

この時期の幼児は自我が目覚め自己意識が高まってくるため、自己主張が強くなります。特に1歳半くらいからは親への自己主張が激しくなり、「第一次反抗期」といわれています。

親はその主張を認めつつ適切な成長の支援をするやり取りをすることで、幼児は自分を制御できる感覚を覚え「自律性」を獲得することができるようになります。

この時期に親がこどもの主張を認めないでいると、幼児は自分ではできないとう恥の感覚を覚えることになります。

この時期は自分でやってみたいと主張することは、やらせてみることが大切です。自分で食べたい、自分で着たいなど、親は待ったり、汚されたりで面倒ですが、子どもの成長には大切なことですね。

幼児期後期(4歳~6歳くらい

幼児期後期には幼児は基本的な生活習慣が出来上がり、自分で増えてきます。そして、いろいろな方面に積極的に遊びや活動の範囲を広げていきます。

この時期は「遊戯期」ともいわれ、ごっこ遊びで、複雑な人間関係(お父さん、お母さん、兄弟、ペットなど)を演じたり、空想の世界で宇宙人やプリンセスになったり、自己を拡大していくことで、自分のイメージを広げ目的感覚を獲得していきます。

その中でも、幼児の考えの中で自分から行動することには、よくわかっていなくて危険なこともあります。ついやりすぎて怒られたり、喧嘩などで相手にけがをさせてしまったりすると、「罪悪感」を感じ萎縮してしまう経験をすることもあります。

〇 お勉強の感想

幼児期にとっては一つ一つの経験が成長するために意味のある事で、周りの大人もめんどくさがらずに意味のある行いとして認めることが大切だと思いました。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。