◎保育の勉強

●胎児期と新生児期の発達

1 胎児期と新生児期

受精卵が子宮内膜に着床してから、赤ちゃんとして生まれるまでの間を出生前期といいます。

出生前期は

細胞期…着床から2週間。受精卵が胚葉になるまでの時期

胎芽期…着床から3~8週間。

胎児期…着床から3か月くらい~出生まで。

に区分され、特に胎芽期には人間としての大切で重要な器官が分化、形成される大事な時期です。

そして、出生後28日未満の時期を新生児期といいます。

2 多層性睡眠

人間の睡眠は浅い睡眠状態で眼球が左右に動くレム睡眠と、深い眠りで眼球運動が消失するノンレム睡眠を交互にくりかえしています。胎生16週くらいになると、レム睡眠の特徴である急速眼球運動が見られ、胎生30週くらいになるころには明確になってきます。

新生児は大人と比べてレム睡眠の割合が多くて睡眠時の半分以上をしめています。睡眠は浅くウトウトしている感じです。

大人と同じように昼間起きていて夜眠るという「単相性睡眠」になるのは5歳くらいになってからで、それまでは一日に何度か覚醒と睡眠を繰り返す「多相性睡眠」です。成長するにつれてすこしづつ単相性睡眠が安定してくるようになります。

3 母体からの影響

身体的機能が生成される時期は、外部からの刺激にとても敏感で母体からいろいろな影響を受けます。特に妊娠初期の胎芽期は下のような場面で影響が大きいです。

〇母親の飲酒

妊婦さんがお酒を飲むと、血中のアルコールが胎盤を通しておなかの赤ちゃんに届いてしまいます。
本来なら、アルコールは肝臓で分解されて体外に排出されますが、おなかの赤ちゃんはまだ肝臓機能が未成熟なので、発達に影響がでてしまいます。特にお母さんの慢性的な飲酒によって生じた症状を「胎児性アルコール症候群」といいます。

アルコール症候群には下のような症例があります。

・出生前及び出生後の発育障害

・中枢神経系の障害(神経学的異常や知的障害など)

・頭部顔面域の形成障害(小頭症や短眼瞼裂など)

〇母親の服薬

薬物もアルコールと同じで胎盤を通しておなかの赤ちゃんに影響を与えるため、妊娠中の服薬には注意がひつようです。昔、妊娠悪阻のために処方された薬で、新生児の四肢に形態的な異常がみられた事例があります。妊婦さんに処方されたサリドマイドが胎児の発達に影響し四肢の発達に影響を与えてしまったとして、社会的な問題にもなり映画化されました。

〇母親の喫煙

妊婦さんの喫煙は、血中のニコチンや一酸化炭素により胎児が酸素欠乏や栄養不足となり、発達にたいへん影響します。頻繁に喫煙するお母さんと、喫煙しないお母さんから生まれた赤ちゃんを比べた時、低出生体重児が生まれるリスクが4倍くらいになるといわれています。新生児の平均体重は約3,000gですが低出生体重児の体重は2,500g未満です。

〇母親の心理的問題

お腹の赤ちゃんは、お母さんの精神的同様に反応して心拍や胎動が変化することが知られています。お母さんの出産後の抑うつ状態はマタニティブルーといわれていて一過性のものが多いのですが、中にはマタニティブルーから産後うつに移行する場合もあります。お母さんの心理的問題は赤ちゃんとの相互作用に大きな影響を及ぼすため、周りからの支援も必要になります。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。