◎保育の勉強

●感情の発達と自己制御について(保育の心理学)

〇感情の分化について

アメリカの心理学者ブリッジスは、乳幼児に見られる感情は未分化であり、最初にみられるのは興奮状態であると考えました。そして、乳幼児が示す興奮状態に対して、親などの養育者が適切な対応を繰り返すことによって、乳幼児の感情は分化していき、怒りや喜びなどの表現できるようになります。

ほかにも、運動機能が発達していろいろな体験をすることで、危険な状況などに遭遇し、恐怖心なども芽生え始めます。また、幼児期に親の歓喜や賞賛などを受けることで、誇らしく得意げ思い、周りの大人たちへの信頼感や愛情も芽生えてきます。

〇自己意識(自我の目覚め)

新生児にはまだ自分と他人の区別がつきません。まだ自分が自分という感覚が無いのです。自分と他人の区別がつくのは1歳半くらいと言われています。

〇自己主張・自己抑制

乳児から幼児になると、自己意識が高まり自分の気持ちや要求を激しく主張するようになります。これを自己主張といい、この時期を「第1次反抗期」と呼びます。自己主張は5歳ころまでには落ち着くといわれています。

また、保育園などの集団生活の中では自分の気持ちを我慢したり、欲求を抑えて順番待ちをすることもあります。これは自己を制御する能力で自己抑制といいます。これは6~7歳くらいまで発達を続けます。

〇自尊心の芽生え

幼児期には、自分が挑戦したことが成功すること、そしてそれを周りの人から肯定的に評価してもらうことが大切です。成功体験を積み、それを評価され励まされることが、この後の子ども自身への自信につながります。そうやって芽生えてきた自分への肯定的な評価の在り方を自尊心といいます。

〇乳幼児期の防衛機制について

乳幼児でも大人と同じように、自分の欲求が満たされないと無意識のうちにストレスを感じ自分の身を守ろうとします。これを防衛機制といいます。乳幼児にも下のような行動でストレスからみを守っている子どももいるようです。

≪主な防衛機制について≫

・退行…今すでに発達している段階よりも低い発達段階に後戻りして欲求を満たそうとする

・逃避…自分にストレスと与える現実からのがれて欲求を満たそうとする

・抑圧…不愉快な現実を思い出させることを意識から排除しようとする

・合理化…もっともらしい理由をつけて自分を正当化し自分を納得させる

〇新生児の行動評価

アメリカの学者ブラゼルトンは新生児と環境とのかかわりを通した新生児環境評価を作成しました。例えば、新生児のガラガラや光などの刺激に対する反応を評価することにより発達異常を評価する方法、また、新生児の泣きやすさや泣き止みやすさに個性があるなどといったものです。
新生児から最良の反応を引き出し、よりよい発達への支援をする指標となっています。

【お勉強の感想】

子育てや保育についての方針など、何が良くて何が悪いかなどは、時代背景や提唱する学者によって様々でいろいろな考え方があるのだなと感じました。そして、乳幼児も大人と同じようにストレスと戦っているのだと知り、いとおしく思いました。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。