◎保育の勉強

●身体機能と運動機能の発達について(保育の心理学)

〇感覚の発達について

人の五感の発達は、胎児期に始まり生後半年くらいまでには、下のように一通り備わると言われています。

・触覚…皮膚感覚が一番早く発達すると言われていて、妊娠8週くらいには発達を始めるようです。口唇部から始まって、頭部から尾部へと発達が進み、妊娠5か月くらいになると、赤ちゃんはおなかの中で指しゃぶりをするようになってきます。

・味覚…妊娠20週くらいには舌や口腔内が形成されて、生まれてすぐには甘いとか苦いという味覚を区別することができます。

・嗅覚…生まれてすぐには赤ちゃんはお母さんの匂いをかぎ分けることもできます。

・聴覚…聴覚を感じるための内耳は、妊娠20週過ぎには機能していて、赤ちゃんんはお母さんの高めの声が好きで大きい音には心拍数が上がるなど、おなかの中で赤ちゃんはいろいろな音に反応しています。

・視覚…妊娠28週ごろには赤ちゃんはおなかの中で光に反応しています。新生児の視力は0.01もないくらいで、焦点が合うのは目から20~30cmくらいの間です。これは、赤ちゃんと抱っこしているお母さんの顔の距離です。でも、生後半年くらいには大人と近いくらいの視力になってきます。

アメリカの発達心理学者ファンツは選好注視法という実験で、乳児は知らないものを注視する傾向があり、この時期の赤ちゃんは顔に似た模様(図形)を好むということが検証されています。

〇原始反射(新生児反射)について

新生児の運動の多くは自動的な反射行動で、刺激に対して反射的に生ずる運動反応です。この、新生児にみられる反射を原始反射といいます。原始反射は、これから必要な運動機能を準備して未熟な運動機能を補うためにあります。そのため、成長し、大脳を中心とする中枢神経系が発達して、姿勢や筋肉をコントロールすることが可能になってくると原始反射は無くなっていきます。原始反射は生後4か月から1年くらいまでには消失するものなので、それより長く原始反射が残っている場合は中枢神経系の発達の遅れを疑われます。

≪主な原始反射の種類≫

・把握反射…掌に触れたものを握ろうとすること。ダーウィン反射ともいう。

・足裏反射…足の裏をこすると、足指を扇のようにひらく反射。バビンスキー反射ともいう。

・吸啜反射…唇に触れたものを吸おうとすること。

・抱きつき反射…赤ちゃんを仰向けにしたり、大きな音を出したりすると、両手足を広げた後、抱き着くような反射。モロー販社ともいう。

・自動歩行反射…原始歩行ともいい、赤ちゃんの両脇を支えて足を床に触れさせると歩くように足を動かすこと。

〇バランス感覚の発達

全身のバランスをとって、いろいろな場面で姿勢を制御できるようになることをバランス感覚の発達と言います。首がすわる→座る→立つなどと、基本的な姿勢や運動ができるようになると、幼児になるころには走ったり跳ねたり体のバランスをとる能力が発達して、身体を動かすことが上手になっていきます。

〇粗大運動・探求行動

ハイハイや捕まり歩きなどの重心を移動させて行う移動行動や、姿勢にかかわる運動を粗大運動と言います。自分で歩けるようになると、少しずつ周囲を探索し、行動範囲を広げていく探索行動ができるようになります。

〇微細運動・協調運動

生後半年を過ぎると物をつかむことが上手になっていきます。このような手足を用いて精密な動作を微細運動といいます。目と手を強調させて同時に行うことが必要な運動なので、協調運動ということもあります。2歳くらいになると、指先を上手に使えるようになり、服の着脱なども自ら行い、3歳ごろには基本的な生活習慣がだんだん自立できるようになります。

【お勉強の感想】

この時期の子どもは本当に発達が早いですね。個人差はありますがみんな自ら成長するために頑張っています。こうやって頑張って育っていった子どもたちが、みんな幸せになってほしいと願います。

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今の時代、多くの人がストレスを抱えて生きていると思います。 私も成長期の家族からの暴力や虐待に30年以上たった今でもトラウマを残し、生きづらさを抱えて生きてきました。 でも、人はみんな幸せに生きる権利があります。今の人生がつらい過去の上にあるとしても、そして、自分を取り巻く状況が厳しいものであっても、人の心や幸せの意味を考えてみんなに幸せになってもらいたいと思います。 最近、保育の勉強に興味をもちました。学んでいると、まるで自分を育てなおしているような気持になります。学んだことをブログにもまとめていますので興味のある方は是非ごらんください。育児中の方などにもお勧めです。